クラブ マネジメント
2014-10-04

#1 クラブの性格とゴルファーの相性を合わせる

1-1 クラブのメッセージを読みとる

 クラブを「機能」の面から少し突き詰めて考えてみましょう。
 それぞれのクラブには、球を遠くに飛ばすための機能、ミスしたときの悪影響を最小化するための機能、難しいライでもうまく打つための機能などが考案されています。ヘッドにさまざまな機能が搭載され、シャフトにも目的に応じた機能が添加され、そのうえヘッド、シャフト、グリップの組み合わせによってもまた機能を追加するなど工夫を凝らされています。
 
 そうした機能の総体として、クラブのキャラクターができあがります。そして「こういうクラブだから、こう使ってください」とメッセージを発しているのです。それを受け取ってください。「こう使え」というメッセージにしたがって、その通りに使う。それがいいスイング作りにつながっていきますし、いつも反復して同じように使うことができるようになります。結果的に、プレーは安定し、スコアが上がっていくことが期待できるはずです。
 
 しかし、そのメッセージを無視した使い方をするとどうなるでしょう。一生懸命練習しても、努力は無になる可能性が高く、コースでプレーが安定せず、散々な結果に終わってしまうでしょう。それは、あなたが技術的にダメだからではなく、クラブを正しく使っていないことがいけないわけです。

クラブマネジメント
クラブは「こう使ってください」とメッセージを発している。それを受け止めるロジックを整理していこう

1-2 クラブに自分を合わせるのでなく……

 クラブが「こう使ってください」と発しているメッセージを受け取るがままに、「クラブに合わせる」というスタンスでいいのでしょうか。
 
 それはまったく本末転倒です。クラブの発しているメッセージを読みとる力をつけるのは、自分に必要なクラブを見つけるためです。クラブは「自分に合わせる」ことが基本。逆はありません。クラブに自分がマネジメントされるのではなく、自分がクラブをマネジメント(管理、コントロール)することが目的のはずです。
 
 つまり、クラブのメッセージを受け取る能力を身につけると同時に必要なことは、自分のニーズを考えることです。「自分」を知っていなければ、クラブをマネジメントすることはできないと考えてください。
 
 試打コーナーを持つゴルフショップには、クラブのフィッティングをするために計測器が設置されていると思います。そこで今お使いのクラブでいいので、球を打ち、自分のスイングデータを取ってほしいのです。少なくとも、①ヘッドスピード、②打ち出し角、③バックスピン量、④サイドスピン量について確認することで、質の高いゴルフを目指す中で弊害になっている要素を見つけることができます。こうした「自分の特性データ」が問題を解消するためのクラブを選ぶガイドラインとなるはずです。

クラブマネジメント
今の自分のクラブでの打球データを取ること。それが自分に合うクラブをロジカルに探す原点となる
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