クラブ マネジメント
2014-10-10

#2 ドライバーは飛距離を出すことが目的

2-1 「飛ばすクラブ」の意味を考える

クラブマネジメント
重心はシャフトよりも「後ろ=右側」にあるため右から左へ動くあいだに、フェースは開く方向に動きたがる。そうした機能を把握することが、正しい使い方につながり、ドライバーの「飛距離を出す機能」を的確に生かせるようになる

 ドライバーは「飛ばさなければいけない」と考えていませんか。本来は「ほかのクラブと同じように振れば、勝手に飛距離を出してくれるクラブ」なのです。
 
 まず、そのためにロフト角がいちばん立っています。ヘッドの重心が動いてきた方向に、球の打ち出し方向のズレが小さくなるため、エネルギー効率が高い、つまり球に大きな力が伝えられます。
 
 また、ドライバーはパターを除く13本のうちでいちばんのクラブ長(長さ)を持っています。その意味は、スイングの半径が最も大きくなることで、同じスピードで身体を回し、腕を振ってもヘッドの動くスピードは最大になるわけです。ヘッドスピードが速くなれば球の打ち出し速度も速くなるため、飛距離が伸びるという論理です。速く振るためには、長くなるのに比例して同時に軽くもなっているのが普通です。
 
 クラブ自体に「飛距離が出てしまう機能、速く振れてしまう機能」がもたされているのですから、あなたがすべきことは、その機能を引き出すこと。クラブをマネジメントするために、「自分で飛距離を出そうと頑張る、速く振ろうと頑張る」という考え方を改めることから始めてください。

2-2 ドライバーは長いほうが飛ぶ

 長ければ飛びます。理論的にはそう断言できますが、実際に人間が振ることを考えると、「その人が振り切れる範囲で、長いほうが飛ぶ」という表現に変わると思います。
 
 振り切ることに関しては、重さが大きな要素となってきます。特に先端にヘッドという重いものがついているため振ると慣性が働いて重量感が増加しますので、振りやすさに大きく影響してきます。振りにくければ芯で当たらなくなるので、結局は飛ばないクラブになってしまいます。
 
 長くしても振りやすくするためにヘッドを軽くすることも1つの方法ですが、あまり軽くしすぎると、芯を外して打ったときの「当たり負け」で飛距離を大幅にロスしてしまいます。
 
 そうしたトレードオフを考慮しつつバランスをとると、ヘッド重量を195から198グラムとして45.75から45.5インチならば、リストワークを使ってシャープに振り抜くタイプのゴルファーには標準となるでしょう。スイングアークを大きくし、スムーズな加速とターンで振り切るタイプならば、ヘッド重量を多少軽くしつつ長さを46.0から46.50インチまで伸ばしても振り切れるスペックとなると考えられます。
 
 ただ、OBやハザードのある状況で、クラブが長いことでメンタル的に心配感が増えるならば考え直したほうがいい。クラブをマネジメントするには、構造上の理論だけで言い切るのではなく、こうした「ゴルフ的発想」を加味しながら、自分に使いやすいものを見つけていくことが大切なのです。

スイングタイプ 表
クラブマネジメント
違和感なく振り抜ければ、長さという飛距離機能を使いこなせる。最大限まで追求できているだろうか
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