クラブ マネジメント
2014-10-31

#3 ドライバーの飛距離は振り抜きで出す

3-1 振り抜いて球を押して前へ進める

 ドライバーをフィッティングする際、わたしがとくに重視しているポイントは「振り抜き」です。振り切れるクラブを使うと、球をつぶして押すことができます。要は、球より先でヘッドを走らせる、つまり当たり負けせずにインパクトをヘッドが通過するクラブだからこそ、打球に強い推進力を与えることができるのです。
 
 球を押すことを考えると、クラブは重いほうが有利です。クラブに重さがあれば、46g弱のゴルフボールに対して、より当たり負けしなくなる。重いものをシャープに振り抜いてバチンと打てる人なら、長さは45インチ程度にとどめて325gくらいが安定して飛距離が出せるスペックになると思います(スペックはどれも一般的な目安です)。
 
 ただ、重くて短いクラブを持つと、強く当てようとして手で打つ動きが出てしまう人もいます。そういう人は、竹ぼうきのような長いものを振るイメージのほうが振り抜けるようになりますが、このタイプの振り方には45.75インチ程度で300g前後が飛ばせるスペックになるでしょう。
 
 一般的なアマチュアゴルファーならば、上記の重さと長さの範囲内で気持ちよく振れるスペックが見つかるでしょう。中間的な45.5インチ、310g程度がシングルを目指すゴルファーにとっては標準になるかと思います。

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3-2 スイングウエートはもう気にしなくていい

 重さについては、「スイングウエート」という指標もあります。「スイングバランス」と呼ばれることもありますね。D0、C9などアルファベットのAからEと、数字の0から9までが組み合わされた数値です。理屈としてはA0が一番軽く、数字が増えるにしたがって重くなり、A9の次はB0という具合に表記されます。
 
 これはクラブのどの辺りにバランスポイントがあって、どのくらいヘッドが利いているかをあらわすために作られた指標です。アイアンとウッドなど、長さが違っても同じフィーリングで振れればプレーが安定するはずという考え方に従ったもので「振りやすさの指標」とされてきました。
 
 しかし現在、たとえばウッドはカーボンシャフトで、アイアンではスチールシャフトを使う場合など、素材の違うものを同一の基準で数値化しても「振りやすさ」としてそろわなくなってきていますし、従来の基準に比べ、ドライバーが長くなってきたため「ヘッドの利き」という観点からすると、「重い」数値が出やすくなっています。
  
 従来、ドライバーではD0やD1が一般アマチュアには適度な重さとされてきましたが、現在はそれにこだわることはありません。好みのヘッド(195〜198g程度)と好みのシャフトを組んでD7、D8という数値が出るとしても、フィーリングが合う可能性は十分にあります。

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