クラブ マネジメント
2015-01-27

#7 フェアウェイウッドとユーティリティ①

7-1 200ヤード超をどう攻略するか

ドライバーとロングアイアンの距離のはざまを埋めるクラブである。だが、アイアンのようにセットで購入するものではないため、選択肢が複数あり、迷ってしまう。どう選べばいいのだろう。それぞれの特徴を紹介する。

 自分のゴルフをどう作っていくか。それが大きく現れるのが、フェアウェイウッドやユーティリティの選び方です。

 ごく一般的な目安をあげれば「230〜250ヤードのドライバー」が一方にあり、もう一方に「180ヤードの4番アイアン」か「170ヤードの5番アイアン」がある。その間を、これらのクラブを選んで埋めていくわけです。

 かつては「220ヤードの3W(スプーン)」「200ヤードの5W(クリーク)」がその間を埋める役を果たし、他の選択肢はありませんでした(飛距離はあくまでも目安です)。
 でも、フェアウェイウッドは、地面にある球を打つクラブの中で最も長い部類。長くて扱いづらいというイメージが先にくる人にとっては、いまでも「むずかしいクラブ」以外の何者でもないでしょう。

 それに対して、「ゴルフの進化」が生んだユーティリティは、「(ロングアイアンの代わりとして“役に立つ”)お助けクラブ」として登場してきただけに「やさしいクラブ」の印象が強くなります。

 しかし、本当にフェアウェイウッドはむずかしく、ユーティリティはやさしいのでしょうか。そして、やさしさだけで選んでもいいのでしょうか。なにより、ゴルファーのタイプによって「どちらがやさしい」という答えも変わってくるはずで、それを考えなければなりません。

フェースの後方にどのくらいボリュームがあり、どのくらい後ろに重心があるか。それによってフェアウェイウッドとユーティリティ(アイアン系)の性質は決まる。どちらの性質がスイングやニーズに合うかを探ろう
フェアウェイウッド→高く上がりやすくキャリーが出やすい。ユーティリティ→強い中弾道でランが出る。風にも強い

7-2 重心が深く上がりやすいフェアウェイウッド

 フェアウェイウッドはフェースより後ろ(右側)に大きなボリュームがあり、重心も深く、後ろになります。ドライバーで説明したように、スイング中には重心がシャフトの延長上に重なろうと動きますので、インパクトではロフトが寝て、フェースは返ろうとします。

 その結果、高い弾道が出やすくなります。バックスピンも増えます。つまり高く上がりやすい。上がれば距離も出やすくなるメリットを考えると、こちらのほうこそ「やさしい」と判定する人もいるはずです。

 ロフトが多くなる7Wや9Wではこの重心の動きが過剰になると、スピン量をコントロールしきれなくなるきらいがあって注意が必要ですが、球を上げる力、距離を出す能力が不足しているなら、このやさしさには頼っていいと思います。むりに球を上げようとしなくなり、いい動きが引き出されるでしょう。

 フェアウェイウッドの得意な人がクラブをどう使っているかを調べたことがあります。ソールのフェース側から後方に向かってマーカーを塗り、ボールを打ってもらい、ソールのどこが地面でこすれたかを見たのです。すると、じょうずな人は例外なく、ソールの後方部分(フェースと反対側)がこすれていました。つまり、重心の深さによってフェースが「上を向こう、返ろう」とする動きを素直に引き出した打ち方をしているわけです。

フェアウェイウッドがじょうずな人は、ソールの後方側を地面にこするように振る。ソールをマーカーで塗って、どこがこすれるか確認するといい。
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