スコア マネジメント
2015-10-16

#17 コースには、スコアアップのカギが山ほど隠れている

17-1 良いプレーを引き出す「空気」がある

上手な人とラウンドを回ると、気持よくプレーできる=スコアアップへとつながる。その要因とは一体、何なのか

上手な人と一緒にラウンドしたら、なぜか良いスコアが出た、ということはありませんか。

 実際に、そういうことはあるのです。さまざまな理由が思いつきますが、それをまとめて表現すると「スムーズにプレーできる空気が醸し出され、いいスコアが出る流れになっているから」ということ。

 スムーズにラウンドしている環境は、ストレスなく気持ちよくプレーできます。メンタル的に望ましい状態になり、プレーするうえで必要な準備も無理せず整えることができ万全の態勢で臨めています。そのような空気をうまい人が整えてくれているといえるでしょう。

 うまい人が実際に皆のために気を使っているかといえば、それはキャラクターもあるでしょうし断定はできませんが、少なくともそれが自分のパフォーマンスを良くするということは分かっていてそうした行動を取っているのです。

 そしてそれは、一緒にプレーしている皆に波及するのです。

 そうしたノウハウを知らずにプレーしているから、スコアが良くならないのではないでしょうか。

 今回から、そうした要素も含め、コース上でスコアアップのためにできるさまざまなことについて説明していきます。経験のなかから自分で見つけたり先輩から見習ったりして身に付ける類のノウハウであり、プロや上級者はまるでそれらが常識であるかのように、知っています。が、スコアを出せていない人は残念ながら気が付いていない。そしてそれがスコアを崩していることにも気付いていないのです。

 驚くようなテクニックから、本当にちょっとしたことまで、ラウンド中にあり得るさまざまなシーンで、取ると得する行動や考え方、狙い方や構え方、振り方などなどを紹介しますから、ご期待ください。

17-2 スロープレーを戒める工夫は、スコアも良くする

 せっかちな人は、同伴競技者が打ったか打たないかというタイミングですでに歩きだしていたりするものですが、「打つ」と思ったのにその人が何かの理由で打つのをやめてしまったりすると、「歩きだそう」とした動きがノッキングのような状態になりますよね。そうするとリズムに影響が出てきたりします。

 イライラへとつながる、このようにノッキングを起こすような行動がなくなるようにすると、良いプレーを引き出す「空気」が流れだします。

 よく「スロープレーに注意しましょう」として、いろいろな「戒め」が提示されているものです。

 フェアウェイを外した打球を探しにいくときには、クラブを3本持っていくとか、グリーンを外してアプローチしにいくときにはパターも持っていくなど、何度もカートと往復したりする時間をなくす工夫が奨励されています。
 アプローチで使ったクラブは、カートに戻る導線に置いておき、遠回りをしなくていいようにする。ホールアウトしたら、まずグリーンから出る。カートに到着したら、すぐカートを動かせるように座席につき、クラブをバッグにしまうのは次のホールに着いてからにする。

 カートを置く場所にも、ムダな時間をなくす理想の位置があったりします。

 こうしたことをみんなが実行すると、「ムダな時間」がなくなって、スムーズにストレスなくプレーできる空気になっていきます。

「オナーになったら、ティグラウンドに着く前にグローブをしておくものだ」と言う人もいます。

 こうした、「流れや空気」を良くする、ちょっとしたことに気付く能力は、ホールのワナや微妙な気温や風の変化などプレーに影響するささいな現象に気付けて対処できる能力にもつながっているはず。つまり、こうした観察力、気付く力はスコアアップに直接影響を与える強い武器ともなり得るのです。

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