スイング マネジメント
2016-03-15

STEP UP.2 角度の改善⑤ ヘッドは自分で戻さない! リリース不要論!

ハンドファーストのインパクトが理想の形

ヘッドをリリースするとヘッドスピードを高められそうなイメージがあるが、実際にはスピードは落ちる。ヘッドスピードを速めるコツは、インパクト後までリリースしないイメージで振ることだ

 インパクトではまだ右ヒジが曲がっており、右手首の角度も保たれていると説明しましたが、その補足をしておきます。

 これらができていると何ができるか。それはハンドファーストのインパクトです。つまり、手が先行し、まだヘッドが手を追い越さない位置関係を保ったままインパクト、という理想の形につながるのです。

 ハンドファーストでインパクトすると、インパクトでの実際のロフト角が、適正化されます。これがもうひとつの、整えるべき「角度」の要素なのです。これをよくすれば、インパクトのエネルギーを逃がさずボールの進行方向へと伝えられます。そして実は、ヘッドスピードも最大限に高められるメリットがあることもわかっています。

 もし、インパクトですでに右肘を伸びてしまったり右手首の角度をリリースしてしまった後だとどうなるのでしょう。ヘッドが手を追い越してしまうため、インパクトでのロフト角が理想よりもずっと寝てしまいます。これではインパクト効率は著しく低下します。そしてそれだけでなく、ヘッドスピードも出なくなるのです。早めにリリースしはじめたほうがインパクトのヘッドスピードは高まりそうに思えますが、それは事実と反する誤解なのです。

 なにをすればいいのか。
 その答えは、「手は何もしないこと」。リリースは意図して作る必要はないことを頭に入れておいてください。


次の記事:STEP UP.3 重さを活かす① 強く握らない!腕とクラブの 重さを活かして飛距離を伸ばす

中井学のGOLE Studies 記事一覧

PROLOGUE 飛距離アップには何が必要か 基本の考え方を学ぼう
STEP UP.1 スピードを高める① 腕は振るな 遠心力を最大に利用しよう
STEP UP.1 スピードを高める② お尻を早く回転すれば ヘッドスピードがあがる!
STEP UP.1 スピードを高める③ 正しい角度で ヒップターンしよう
STEP UP.2 角度の改善① 振り遅れは存在しない! フェイスの戻し遅れが振り遅れになる
STEP UP.2 角度の改善② 手は上げない。 前傾姿勢で正しいトップができる
STEP UP.2 角度の改善③ 身体の正面で捉えるには 片手打ちドリルが有効!
STEP UP.2 角度の改善④ インパクトで重要な右ヒジの角度
■STEP UP.2 角度の改善⑤ ヘッドは自分で戻さない! リリース不要論!
STEP UP.3 重さを活かす① 強く握らない!腕とクラブの 重さを活かして飛距離を伸ばす
STEP UP.3 重さを活かす② 下半身から動くことで すべてが仕上がる!
EPILOGUE ドライバー「学」の結論! 腕は使うのではく、使われるスイング!

中井学(なかい・がく)

1972年生まれ。アメリカ留学中にシトラスコミュニティ・カレッジのゴルフ部で活躍。日本で学んだ理論にアメリカでの経験を活かし、独自の理論を確立。プロ・アマチュア問わず多くのゴルファーの指導にあたる。その合理的かつわかりやすい理論で著書も多数。2015年9月には、43歳でプロ試験に合格した。

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