メンタル マネジメント
2016-07-27

♯24 自分の可能性を信じよう

「自分はこんな程度」と決めてしまうな!

スポーツ心理学の研究から導かれた「スポーツでの成功への方法論」。前回は成功者の実像に迫ってみたが、「そうはいっても、スポーツのエリートたちと自分は違う……」と思ってしまうものだ。そんなあなたをフォローする、コーチからの珠玉のアドバイスをお届けしよう。

星野プロ 「シングルになる」「クラブチャンピオンになる」といった目標を達成した方々には、まずそうした目標を明確に持つことが大切なスタートだったのだな、と思わせられることがしばしばあります。その一方で、目標を明確に掲げられない方々には、どこかに心の葛藤と言いますか、本当にそれが達成できるものなのか疑念をお持ちで、だから目標として掲げるのに躊躇している、という印象があります。その点は、どうお考えですか。また、どう働きかけていけばいいのでしょうか。

佐藤教授 スポーツ選手に「これ以上うまくなれないのではないか」と思えるいわゆる「壁」はつきもので、そういう時期の選手に対してどのようなセッションをするのかをお話ししましょう。

 常識で考えると、自分の限界はこの辺りかな?とか、これ以上もう無理かなというようなことに対して、妙に納得している自分がいることがあります。とくに「それが歴史的にも皆が信じている」ことであればなおさらです。例えば「日本人はこの競技では、世界に太刀打ちできないはずだ!」と科学的な根拠を示されて説明されると、わずかな可能性も否定するマイナスの暗示にかかってしまうのです。しかし、暗示にかからなかった異端児が出現することで、そのあと次々に世界レベルの選手が現れることはよくあることです。

 そうした「不可能で当たり前」という考えが頭の中にあると、乗り越えられるとしても、その前に自分でブレーキをかけてしまうものなのです。

星野プロ 「仕事をしながら家族を大切にしながら、シングルになるために必要な時間を作ることはできない」と考えれば、無理になってしまいますよね。それに、こうした「できない理由」というものはたくさん見つけられますし。

佐藤教授 そうだと思います。しかし、そうしたマイナスイメージを壊して、目標に向かっていくためには、感性が大きな役割を果たします。論理思考をいったんストップさせ、こころを開放して体の奥底に潜んでいる感性で呼び起こします。「ひらめき脳」と呼んでいますが、ここではそれを最大限に生かすために5つのステップを紹介しながら解説していきましょう。

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